FXの注文方法
FXの取引画面を見ると、様々な情報が書いてあります。
その中でも、最も大きく書かれているのが通貨の値段ではないでしょうか。
刻一刻と変化する数字を見ていると混乱しますが、これに慣れて、先の値動きを読み、FX会社のサーバーに注文を出す必要があります。
実際に注文する画面に行ってみると、たくさんの注文方法があります。
どのような注文方法が用意されているかは FX 会社によって多少異なります。
しかし、ほとんどの FX 会社で成り行き注文、指値注文、逆指値注文、 OCO注文、IFD注文、IFO注文の6つの注文方法が用意されています。
「すべて覚える必要がある!」という方もいます。
確かに、6つの注文方法をそれぞれの状況に合わせて使い分けられることが理想です。しかし、6つの注文方法を、使いこなしていくことは非常に難しいです。
そのため、個人的には自分の得意な注文方法見つけて使いこなして行くことが大切であると考えます。
それではどれを覚えたら良いのでしょうか。
基本的に、成行注文と指値注文、逆指値注文の三つを使いこなしていけば OK です。
なぜなら、OCO注文、IFD注文、IFO注文の3つは成り行き注文、指値注文、逆指値注文の発展形だからです。
今回の記事では成行注文と指値注文、逆指値注文の三つについて解説していきます
(1)成り行き注文
成行注文はFX の取引の中で一番基本となる注文方法です。
成行注文では、現在の市場の価格で売買注文を出します。
例えば、現在の価格が,110円の場合、110円で注文が出されます。しかし価格は刻一刻と動いています。
そのため、自分の思った通りの価格で注文が通ることはまれで、自分の思っていた価格と若干ズレてしまうことが多いです。
(2)指値注文
指値注文とは、自分の指定した価格になった時に、売買注文を自動的に出してくれる機能です。
例えば、現在相場が110円であったとします。
過去の値動きを見ていると111円で価格が下がってきているとします。
「今は、110円だけど、111円になったら売り注文を出そう」こういう時に使えるのが、指値注文です。
指値注文は、利益確定の時にも使えます。
例えば、108円で買い注文を出したとします。
109円になったら、利益確定のための売り注文を出したいのですが、これから仕事で相場を監視することはできないけれども、109円で売り注文を出してほしいと言った時にも指値注文を使用できます。
一般に指値注文を出すと同時に次で紹介する逆指値注文をだしておきます
(3)逆指値注文
逆指値注文とは、自分の思惑とは逆に相場が動いた時に役立つ注文です。
FX は売りと買いの2とうりで成り立っています。
そのため、自分の思惑通りに行くこともあれば、自分の思惑とは逆の方向に相場が動くことも考えられます。
自分が思い描いた通りに相場が動けば、利益となります。
しかし、自分の想定と逆に相場が動いた場合は損失となってしまいます。
損失を確定させなければ、どんどん損が広がっていきます。
この損を確定する注文が逆指値注文なのです。
具体的に見ていきましょう。
自分が108円でサーバーに買い注文を出したとします。
無事に注文が受理され、取引始まりました。
しかし、しばらくして相場を確認してみると107円まで値下がりしていました。
このまま価格が下がり続けると、 どんどん損失が広がってしまうので106.5円になった時に損失を確定させようとおもいます。
しかし、仕事で相場をみることはできない。このような時に、逆指値注文を予め出しておきます
この逆指値注文は、いわば負けを認める注文ですが、この行動こそ、 FX で利益を出すために大事なのです。
その理由については、また新たなエントリーで書きたいと思います。