英語と投資の部屋

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銀行預金と国債について解説する

これまで、 FX について説明してきました。しかし、お金を取引して利益を得られる手段は FX だけではないことは初めの記事で紹介しました

 

engish-and-investment0801.hatenablog.com

 

今回は、FX以外の金融取引として、ほとんどリスクのない、銀行預金と国債の購入について説明します。



 

(1) 銀行預金

給料の振り込みや税金の支払いなどで、普段何気なく利用している銀行も立派な金融取引の場所です。

預金をして利息を受け取るというのが銀行でお金を増やす手段です。

銀行預金のメリットは、安全であること、元本割れの危険がないことです。

銀行はセキュリティがしっかりとしていますし、万一、銀行が倒産してしまった場合でも、1千万円を上限として、保証してくれます。

さらに銀行預金の優れている点は、金融取引では避けては通ることのできない、元本割れのリスクがないということです。

銀行に10万円預けていたとして、1ヶ月後に預金額の額面が9万円になるということは起こりえません。

 

それでは、銀行預金のデメリットを考えてみます。

それは言うまでもなく、利息が非常に低いことです。

日本が高度経済成長期であった時代には、普通預金金利が8%、ともすると10%ということもありました。

8%であれば、10万円の 預金が、初回の利息受取日で10万8000円になり、 次の利息受け取り時には 11万6640円になるのですから、これほどコストパフォーマンスのいい投資先はなく、銀行預金の利息だけで生活することも夢ではありません。

しかし、現在多くの銀行において普通預金の利息は0. 001%から0.002%ほどに抑えられています。

0. 001%であれば利息は1円しか着きません。

ここにさらに税金が税金が課されるため、実際は、数銭程度の利息になってしまいます。

これでは、銀行預金で生活をするどころか、お金が増えたという実感を得るのも難しく、振込手数料や時間外出金手数料などで簡単に利息は飛んでしまいます。

普通預金以外にも、銀行は定期預金、貯蓄口座などを提供しています。

定期預金は自分で預け入れの期間を決めることができます。

貯蓄口座は、貯蓄がたくさんある際に使用すると、若干、利息が高くなります。

このように、銀行は様々な金融商品を提供してはいますが、どれも預入時の利息は低く、まともにお金を増やすことはできません。



(2)国債の購入

国債を購入するということは、国にお金を貸してあげることです。

国債の発行元は日本国ですから、日本が財政破綻を起こさない限り、返還が約束される非常にリスクの低い投資です。

国債の購入は多くの銀行で可能です。

しかし、既存の口座で購入できるわけではなく、国債購入専用の口座を開設する必要があります。

この時、銀行口座開設の時と同様、煩雑な手続きが必要となります。

また、銀行預金の場合は1円から預金が可能ですが、国債購入の最低金額は1万円から1万円単位となっており、若干、金銭的なハードルがあります。

国債には3年国債、5年国債、10年国債と3種類存在します。これは貸付期間の差です。また、3年国債と5年国債国債購入時の金利が満期まで適用されますが、10年債は変動金利性で金利が見直されるという違いがあります。

ここまで国債について説明してきました。

口座開設の煩雑さ、金銭的ハードルといったマイナス面が目立ちます。

しかし、肝心の利息はどうなのでしょうか。

3年国債を10万円購入した場合、2021年7月の金利は0.05%ですから、この金利が適用され、3年後には10万150円になって返還されます。

銀行に普通預金で10万円を預けた場合は利息が1円でしたので、それに比べると国債の150円という利息はかなり高いといえます

下記の URL から、国債を購入した金額と受取利子についてシミュレーションを行うことができます。

https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/simu/purchase/index.htm

 

国債は、満期を待たずして中途換金することができます。

しかし、中途換金には手数料がかかってしまうため、満期まで解約をしないことが賢い選択です。

国債は最低3年と貸付期間が長いため、確実に使わないお金がたくさん銀行口座にある場合におすすめです。

また期間が長いので、遺産として、満期時に子供達に分配するのを見越して投資するのも良さそうです。

 

まとめ

今回は、銀行預金と国債の購入について解説してきました。

銀行預金も国債も保証がしっかりとしているため非常にリスクの低い投資ではありますが、そのぶんリターンが少ないということがお判りいただけたと思います